国情緒に満ちた、ミステリアスな国
灼熱の太陽と雄大な自然、感情を揺さぶる闘牛とフラメンコ…。スペインは、情熱とエネルギーにあふれる国だ。一方、長い激動の歴史の中ではぐくまれてきた文化遺産や建造物、さらに、ゴヤ、ガウディ、ミロ、ピカソなどに代表される大芸術家たちの傑作品をじっくり堪能できる芸術の都としても知られている。
自然、芸術、食事、文化、遺産を満喫するために、スペインには毎年5千万人以上の観光客が訪れる。しかし、スペインの魅力は、それだけにとどまらない。底抜けに明るいスペイン人と接し、生きる喜びに触れられることこそが、旅人がスペインに魅惑される本当の理由なのかもしれない。
多様な民族と文化が交差し、新旧の美のコントラストを映し出すマドリッドやバルセロナをはじめ、地方ごとに独自の文化と風情を形成しているのもスペインならでは。たっぷり時間をかけて、「情熱と哀愁が共存する神秘の国スペイン」の真髄を感じてほしい。
スペイン観光
広大な大地や哀愁に漂う街並みを散策し、メランコリックな時間を過ごせるのがスペインの醍醐味。首都マドリードや、バルセロナ、トレドなどの新旧が混在した街を訪れ、美術館、ギャラリー、古城、バロック様式の教会など、スペインの歴史にどっぷり触れてほしい。一方で、モダンなスペインの風が感じられる最新の建物、ショップ、レストランもチェックしてみよう。
日本人は、歴史、文化、芸術を求めてスペインを訪れる旅人が大半だが、欧州人は、「太陽とビーチ」を求めてスペインを訪れる人も多いという。少し余裕を持って日程を組み、郊外のリゾート地にも足を伸ばしたい。

サグラダ・ファミリア聖堂(Sagrada Familia)バルセロナ
スペインのダイニング&エンタテイメント
ミルクコーヒーと揚げパンなど、朝食はバルで軽く取り、午前10~11時頃になると、軽い飲み物とサンドイッチなどのタパスをつまむ。そして、14~17時頃のランチタイムが、スペインの主食タイム。ランチはワイン付きフルコースでしっかり食べるのがスペイン流だ。ディナーは軽めに夜の20時半から23時頃と、夜は長い。チップは15%が目安。
パルは、ドリンクとタパス(おつまみ)を手軽に食べれるカウンターのあるお店のこと。時間帯に関係なくオープンしているので、カフェ&ダイナーとして利用できる。一人でも気軽に立ち寄れるカジュアルなダイニングシーンだ。
海の幸と山の幸をうまく生かしたスペイン料理は、日本人のテイストに合った味付けだから、食べやすい。スペインの名物料理は、パエリア、ガスパチョ、イベリコ豚、タパス、トルティージャ、ソポデアホなど。各地の郷土料理が楽しめるから、グルメ派にはたまらない国だ。カスティーリャ地方の肉料理、バレンシア地方の米料理、アンダルシア地方の海鮮料理、アラゴン地方の煮込み料理など、各地の自慢の味にトライしてみよう。ドリンクは、ワインの種類が豊富。一方、カバ(Cava)という発泡ワイン、シェリー酒、サングリアも美味しい。水は、ほとんどの地域で水道水をそのまま飲める。
エンタテイメントで欠かせないのは、南部のアルダルシア地方のジプシー系の人から発祥したと言われるフラメンコ。エンタテイメントはサッカーが盛んだが、最近はモータースポーツも人気上昇中だ。
一方、闘牛は、スペインの民族行事の一つ。春の復活祭から10月中旬の日曜に開催される。闘牛士マタドールと牡牛との戦いは、興奮とスリルの連続だ。

パエリア(paella )は、もともとはスペイン東部、バレンシア地方の郷土料理
スペインでのショッピング
ヨーロッパのブランド品はもちろん、各地のエキゾチックな工芸品、民族品などのお土産アイテムをぜひチェックしてほしい。特に皮製品はスペインの花形商品で、価格もお得。この他、金銀細工、骨董品、陶器などの地方特産品で掘り出し物が見つかるかもしれない。ブティックなどは通常10時~午後2時、午後4時~午後8時くらいまでオープン。シエスタの習慣があるので、昼休みが長いのにご注意。

